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アラサー男の趣味が園芸だって別にいいじゃないか

周りに話が通じる人がまったくいないので、ブログに書きます。主にアマリリス室内栽培の記録です。

アマリリス 水耕栽培と土栽培の成長速度比較

アマリリス 水耕栽培

水耕栽培 vs 土栽培

昨年に引き続き、アマリリスの水耕栽培に挑戦しています。

水耕栽培に限らず、自己流の栽培方法を試していると教科書通りの育て方に比べて良いのか悪いのか、ということが気になります。
ということで、今年は教科書通りの土栽培と自己流の水耕栽培で同一品種を育てて比較中です。

植え付け時の様子(4/15)

ynw-gardening.hatenablog.com

それぞれの育て方のポイントは以下

水耕栽培

  • 土の代わりにハイドロボール + 液体肥料の培養液
  • 球根はハイドロボールの上に置く
  • 常にハイドロボールの2/3が培養液につかっている状態
  • 溶液が減ったら水を補充
  • 約1か月ごとに溶液総入れ替え

土栽培(各種書籍・Webサイトから抜粋)

  • 小さめの鉢に植える
  • 水はけのよい土
  • 球根の肩が出るくらいの浅植え
  • 植え付け後は葉が出るまで水をやらない
  • 土の表面が乾いたらたっぷり水やり

土栽培と水耕栽培の比較

成長速度の差

植え付けから約7か月後の現在、両者の見た目はこのようになりました。

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左が土栽培、右が水耕栽培です(比較のため、水耕栽培のほうを一時水から出しています)。
マリリスに見慣れていない人のために補足しておくと、左の球根からまっすぐ伸びている謎の物体はアマリリスの花を支えていた茎です。花はすでに終わって切り取っていますが、茎からも光合成するため残してあります(水耕栽培の方の花茎はすでに枯れて、切断済みです)。

パッと見てわかる通り、葉っぱが豪華に育っている水耕栽培に比べ、土栽培はだいぶ成長が遅れています。
球根植物の命である球根の成長具合もだいぶ差が出ていて、こんな感じです。

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土栽培では、植え付け時よりも球根が小さくなっています。花の成長に球根の養分を使ったためです。
一方、水耕栽培のほうは球根が肥大し、初めについていた球根の皮が外れてしまいました。

成長の仕方の差

現在の姿でだいぶ差がついていますが、初期の成長の仕方が土栽培と水耕栽培でだいぶ異なっていたため、そこでついた差を埋められていないのが原因です。

水耕栽培では植え付けから3か月後の7月に葉が出始め、 f:id:ynw_soft:20161111112036j:plain

9月ごろに花芽が出たのに対し f:id:ynw_soft:20161111112242j:plain

土栽培では葉が出ず、9月末ごろに花芽からでき始めました。 f:id:ynw_soft:20161111112337j:plain

秋咲き品種なので9月ごろに花芽が出ること自体は普通で、葉よりも先に花芽が出来ることも、植え付け初年度のアマリリスとしてはよくあることです。しかし、ほぼ同じ状態の球根を植えたにもかかわらず、一方は葉から育ち、一方は花芽から育ったというのは、偶然と考えるよりは栽培方法の違いと考えるほうが自然だと思います。

マリリスの栽培について書かれた本やWebサイトには、植え付け初年度は花が咲いてから葉が出て、2年目以降は葉から先に出る、と書いてあることが多いです。そして、実際育ててみてもその傾向はかなり強いです。

ここからは聞きかじりの知識を組み合わせた素人の推測です。

植え付け初年度の球根は、土から掘りあげられ、全く別の環境に植え替えられるといった強いストレスを受けています。このため、生命の危機を感じ、先行き不透明な自身の命よりも子孫を残すことを優先すると考えられます。人情ドラマでよく見る、「私はどうなってもいいから、せめてこの子達だけは助けて!」というアレです。
このため、通常後から育つはずの花芽を先に出します。ただし、当然ながらこの選択は個体にとってはかなりハイリスクです。葉の成長に使う養分を花使ってしまうため、葉の成長が遅れ、結果、球根の肥大も不十分となり、最悪枯れるか、ぎりぎりの状況で生き延びることになり、2年目の花は期待できません(このため、普通はガンガン追肥します)。
2年目以降は環境が安定しているため安心して、通常通り球根の養分で葉を出したのち、光合成で得た養分で花を咲かせます。

今回の成長傾向に照らし合わせると、土栽培のほうは通説通り花が先に育ち、球根の養分が使われて球根が小さくなっています。
一方水耕栽培のほうは、養分がふんだんにあるおかげで生命の危機を感じず、あたかも2年目のように葉から育ったのではないかと考えられます。

コストの差

これまでの成長の様子と、上記の推測によると、土栽培より水耕栽培のほうが断然よさそうに思います。しかし、一般的に水耕栽培は露地栽培よりコストがかかります。採算度外視の趣味栽培とはいえ、安いに越したことはありません。実際どのくらいかかるのか、今回かかったコストをもとに年間コストを計算してみます。

土栽培のコスト

  • 培養土*1: ¥863/14L を 1L = 約60円
  • 固形肥料*2: ¥679/600g を 5g = 約5円

水耕栽培のコスト

  • ハイドロボール ¥108/1.2L を 0.8L = 約70円
  • 液体肥料*3: ¥1361/500mL
    一回2Lの培養液、12か月で15回交換 => 30L
    500倍希釈なので、必要な肥料は60mL = 163円

培養土とハイドロボールはほぼ同じ値段で、球根と植木鉢は同額。
マリリスの場合球根が1000円くらいするので、初期投資の差は誤差の範囲です。
結局コスト差は培養液の値段で、年間160円くらいの差となりました。

総論

水分過多や肥料過多が苦手な植物は多いので、あくまでアマリリスの栽培に限ってですが、今のところ自分の中では水耕栽培がかなり優位です。

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